人口3万人割れ目前。財政難の中で「守るべきもの」とは?
令和8年度予算編成方針において、庄原市の人口が3万人を割り込む見通しと、4.3億円以上の収支不足が示されました。これに対し吉川議員は、財政再建のための「ビルド・アンド・スクラップ(事業の刷新)」が、単なる数字上のコストカットに陥ることを懸念。「利用者数だけで判断すれば、中山間地域のサービスは消滅する」と訴え、市民の幸福や定住基盤といった「社会的価値(SROI)」を重視した予算編成を求めました。
市は「費用対効果には社会的価値も含む」と明言しつつ、今後は施設を減らしながらも質を高める「縮充(スマートシュリンク)」や、機能を1箇所に集める「複合化」を進める方針を示しました。 「お金がないから削る」ではなく「未来の投資のために何を捨てるか」。痛みを伴う改革に対し、市長が強いリーダーシップで市民と危機感を共有し、共に地域を守る「協働」の姿勢を打ち出せるかが、今後の焦点となります。